1949-04-19 第5回国会 衆議院 本会議 第19号
われら日本國民は、終戰以來の絶大なる援助に対し米國民に感謝しつつあることは申すまでもありません。この法案修正及びその修正理由に関しましては、先ほど委員長報告においても述べられました通りで、その修正は同法案第四條第六項、第七項を削除することであります。
われら日本國民は、終戰以來の絶大なる援助に対し米國民に感謝しつつあることは申すまでもありません。この法案修正及びその修正理由に関しましては、先ほど委員長報告においても述べられました通りで、その修正は同法案第四條第六項、第七項を削除することであります。
これは米國民がわれら日本國民に要求する権利があるということ。そのためには無分別なる政爭をやめよと書いてある。無分別なる政爭、目的をわきまえない労働紛爭、破壊的な思想的圧迫等による復興の妨害は、連合國の積極的干渉によつて最もよく回避せらるべきことと書いてある。 第三の問題は、諸君われらをして今日ただいま挙國一致の態勢を整えよということだ。
(拍手) 顧みますれば、過去三年三箇月、われら日本國民は、すべてこの平和会議開催の一日もすみやかならんことを念願して参つたものであります。そのことの実現せられまするために、私どもは、國内における政治、経済、文化、社会、あらゆる面におきまして、私どもの秩序の整備に努力をし、今日に至つたものであります。
われら日本國民は、この意味におきまして、かかる要素をもつ平和國家としての日本を建設しつつあることを、世界に向つて明白にすることが、最も必要であるということを、私は考える次第であります。(拍手) 次に、第四といたしまして、わが國の経済がまことに恐るべき危機に当面している点を申し述べたいと思うのであります。敗戰によりまする憂慮すべき結果が、まさに現実の問題として、日本國民に襲い來つたのであります。